大きな扉がモーター音を響かせて、ゆっくり開く。
隙間から見えるのは天井のギリギリまでそびえる棚に
びっしりと収められた、なにか。
格子の金属扉が続く光景は、なんだか凄まじい。
ここに並んでいるのは、世界各地の海底から採取された「コア」。
海底の地層をくりぬいて採取したもので
地球の活動の歴史が凝縮された貴重な試料だ。

壮観な景色に見入っていると、身震いがひとつ。
中は寒いですよ、と聞いて入ったものの
「ぜんぜん平気〜!」と思っていたら、確実に体温が奪われている。
わたしはなぜこんな寒いところにいるのか。
話は、海洋地球研究船「みらい」最後の航海にさかのぼる。
船の上で目にした、海底から引き揚げられたコア。
陸に揚げたあとは高知県南国市にある保管庫に運ぶとのことだったので
それを追いかけて「高知コアセンター」なる施設へやってきたのだった。
え?コア研究所に、CTスキャン?

うっかりフカブカの中身を暴いてしまった。

さらに、地震発生の瞬間を見つめる実験室に
磁場から地球の活動を読み解く研究室。
次々に現れる研究者や技術者たちの手招きに誘われて
扉を開くたび、知らない世界がそこにはあった。
JAMSTECと高知大学が共同で運営する、高知コアセンター。
「みらい」で採取したコアを追いかけてきたはずが
気づけば帰りたくなくなる世界に迷い込んでいたらしい。

通勤するように通った3日間で出会ったあれこれを
連載形式で少しずつお届けする予定です。
本編はただいまモリモリ執筆中!
公開までもう少しお待ちください。
その前に、ひとつお知らせ
高知大学 物部キャンパスの一般公開イベントで
高知コアセンターに入れます!

高知大学 物部キャンパスの「一日公開」にあわせて
キャンパス内にある高知コアセンターも一般公開されます!
うっかりフカブカの中身を暴いてしまったCTスキャンをはじめ
コアの内部構造を調べる機器がならぶコアロギング室に
保管庫から取り出してきたコアに、研究者や技術者が直に接するサンプリング室。
そして、天井のギリギリの高さまでコアがぎっしりの保管庫も見学できます。
例年、別の保管庫が公開されてきたとのことですが
今年は工事の関係でこの保管庫が公開される、いわばレアな年!
次々と開く知らない世界の扉の向こうを
ぜひ覗いてみてください。
高知大学物部キャンパス一日公開
日時:2026年11月3日(火・祝)9:00〜15:00
会場:高知大学物部キャンパス(高知県南国市物部乙200)
入場料:無料
駐車場:あり
問い合わせ:088-864-5114(高知大学物部総務課総務係)




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