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無人潜水艇が見た深海とは?美ら海水族館の研究者らが出版記念講演会に登壇

「沖縄県立美術館・博物館」(沖縄県那覇市)にて、水深200メートルから1000メートルの中深層—海のトワイライトゾーンに棲む生物172種を掲載した『美ら海 トワイライトゾーン 知られざる深海生物のワンダーランド』の出版を記念した講演会が8月12日に開催される。

同書は、太陽の光がわずかしか届かない薄暮の深海に息づく、奇妙な生き物たちを美しい写真と研究者ならではの視点で解説する世界初のビジュアルブック。生態が明らかになっていない深海生物を272ページに渡って紹介する。

この本の出版を記念し、講演会には著者で、沖縄美ら海水族館を統括する佐藤 圭一さんら3人が登壇。「沖縄美ら海水族館」が所有する無人潜水艇(ROV)を駆使しておこなった、深海生物の採集調査で得られた知見などが披露される。

事前の申し込みは不要で料金は500円(高校生以下は無料)。講演終了後は、『美ら海 トワイライトゾーン 知られざる深海生物のワンダーランド』を購入した人を対象に著者サイン会もおこなわれる。

登壇者プロフィール

佐藤 圭一/(一財)沖縄美ら島財団 水族館管理センター 統括
1971年生まれ、栃木県出身。博士(水産学)。2000年より沖縄美ら海水族館勤務を経て、沖縄美ら島財団総合研究センター・動物研究室長、現在は沖縄美ら海水族館統括責任者。
軟骨魚類の比較解剖学・分類学・繁殖生態学などを専門分野として、幅広くサメエイ類の調査研究および普及活動を行っている。

金子 篤史/(一財)沖縄美ら島財団 水族館管理センター
1976年生まれ、神奈川県出身。深海生物の飼育展示に携わって20年。
飼育どころか採集すら困難な深海生物の魅力に取り憑かれる。釣りやROV、ナイトダイビングなど様々な手法を用いて生物収集に取り組んでいる。

宮本 圭/(一財)沖縄美ら島財団 総合研究所 動物研究室 主任研究員
1984年生まれ、徳島県出身。専門は魚類分類学。深海展示チームと連携して新種や日本
未記録の深海魚を求め、採集に同行することも多い。これまでに名前を付けた魚は13種類。今は魚の生物蛍光現象にも興味がある。

『美ら海 トワイライトゾーン 知られざる深海生物のワンダーランド』出版記念講演会
開催日時:2023年8月12日(土) 14:00〜16:00(13:30開場)
会場:沖縄県立美術館・博物館 3F講堂
   沖縄県那覇市おもろまち3-1-1
料金:500円 ※高校生以下は無料
定員:200名
問い合わせ:098-941-8200 
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