こんにちは、脈です。
JAMSTEC むつ研究所・海洋地球研究船「みらい」の一般公開が今週末に迫ってきました。行くよ!と意気込むみなさん、準備は万端ですか。わたしも着々と準備を進めています。
むつ研究所・海洋地球研究船「みらい」一般公開
https://www.jamstec.go.jp/j/pr-event/public-open-mutsu2025
関西の民にとって、東北は心の距離も物理的な距離も遠い土地。うまく説明できないのですが、わたしにとって特に青森は憧れの地でした。津軽海峡冬景色をしこたま聴いて大きくなったからでしょうか。その場所に初めて行くんです。そりゃあもう、取材が終わったあともしばらく滞在して、あちこち回っちゃおうと欲張って企んでいます。
ムシムシとジメジメと不快指数の高い関西と違って、きっと気温も低く過ごしやすいはず。奥入瀬渓谷は絶対に歩きたいし、いろいろ調べていると白神山地も訪れたくなってくる。青森市街地を起点に、下北半島、八戸、奥入瀬、弘前、白神山地、津軽半島と、ぐるっと一周する最高プランが完成しました。
そこへ聞こえてきたのは、岩手や北海道で相次ぐ、熊による人身被害のニュース。岩手…東北。あれ?青森……も当然、東北。青森でのクマ関連のニュース、ちょっと見ておいた方がいいかもしれないと検索して、これから向かおうとしている土地がどういうところなのか理解しました。遅いですよね、すみません。

これ、ぜんぶ今年に入ってからの目撃情報です。
憧れの奥入瀬渓谷が、これを見た後は、ある日クマさんにわざわざ出会いに行く森にしか思えなくなってしまいました。滞在中、一度も熊に出会うことなく過ごせたら奇跡としか思えないような状況です。もう夏休みに入る時期だとすっかり忘れて出遅れ、苦戦しながら宿を取り、レンタカーを押さえ安心していましたが、今いちばん必要なのは熊対策グッズでした。熊撃退スプレーを買いました。
しかしスプレーを携帯しているくらいでは、風光明媚な大自然の中をのんびり散策、なんて心の余裕は持てなさそうです。メイン級のスポットに車で乗りつけ、写真を撮って去って行くという、情緒もへったくれもない青森旅になりそうな予感がします。
むつ研究所の近くでも目撃情報がありますので、来られる方は十分にご用心ください。彼らの活動が活発になる朝夕は特に。それにしても、街中に現れる熊を最近では「アーバンベア」と呼ぶんですね。わたしの知るアーバンなんて、アーバンリサーチとアーバンライナーくらいでしたが、そこに熊がノミネートされるとは。度肝を抜かれました。
さて熊はさておき、フカメディアではイカの話題が続いています。
4月に界隈がザワついた「イカチュウチュウ」なる新種生物の登場。なんちゅうセンスのある名付けをするんだと多くの人が感心しました。その名付けから研究成果の本質まで、取材しました。これを読めば「イカチュウチュウ」についての、だいたいのことが分かります。
コメント